辻谷耕史さん死去　声優仲間から悲しみの声があがった

投稿日：2018年10月25日

『辻谷耕史　死去』についてまとめ

アニメ映画『機動戦士ガンダムF91』の主役シーブック・アノー役などで知られる声優の辻谷耕史（つじたに・こうじ）さんが17日、脳梗塞のため亡くなった。(56歳）24日、辻谷さんが以前所属していたシグマ・セブンが明らかにしました。

1986年の声優デビューから、『無責任艦長タイラー』ジャスティ・ウエキ・タイラー少佐役、『犬夜叉』弥勒役、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』準主役のバーナード・ワイズマン（バーニィ）役などを担当。2001年からはアニメの音響監督も務めており、『グラゼニ』『昭和元禄落語心中』などを手がけていた。

『犬夜叉』で共演していた声優仲間の森川智之

急な訃報を受け、ブログを更新し、「弥勒は魅力的でチャーミングな役。それを本当に見事に演じてました。僕は奈落という敵役だったから、いつもお互い闘ってばかりだったけど、愛されるキャラクターと同様に辻谷さんもスタジオの真ん中に座り、チーム犬夜叉の兄貴的存在でスタジオの雰囲気をいつも明るくしてくれていました」と辻谷さんを回想。「今では音響監督もつとめたりと活躍の場をひろげ、順風満帆、幸せな人生を謳歌されていたように思います。まだまだ、これから一緒にこの業界を盛り上げていくのだと思っていましたが、とても残念です」と悼んだ。

ファンからは「嘘だといってよ、バーニィ」と、辻谷さんが出演していた『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』第5話のサブタイトルを引用して、別れを惜しむ声があがっていた。

音響監督を務めた『昭和元禄落語心中』の公式ツイッター

「辻谷耕史さんの訃報が届きました。アニメ化にあたり音響面のみに留まらず常に映像全体を俯瞰し、より良い作品作りの為の意見交換を重ね先導してくださった辻谷さん。作品の芯の部分を支えて頂いた事は感謝に堪えません。ご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。